

代表 TAKUMI
今回のブログでは、成果を上げるためにはどのように時間を使っていくべきかを解説します。
成果の上がるタイムマネジメントの答えは「全部自分の中にある」
世の中にはタイムマネジメント講座のようなものが色々ありますが、それを受けても意味がないので今すぐやまてしまってください。なぜなら成果の上がるタイムマネジメントの答えは「全部自分の中にある」からです。
人間ってそんなにバカじゃないので、成果を上げるために自分が何をやったら良いかはわかっているんですね。だからただそれをやればいいんです。
でも人間だからやったら良いことがわかっていても逃げたくなることもありますよね。これは逆に言うと逃げなければできるということでもあります。
ここからは僕自身の経験も紹介しながら成果の上がる時間の使い方を解説していきます。時間の使い方を考えるうえでは、1年、半年、1ヶ月などの時間軸がありますが、今回は1日の時間の使い方の解説になります。
みんなやれば良いことはわかっている
僕が営業マンをやっていたときの目標は当然に「売り上げを上げること」でしたが、それを達成するために僕自身は「やったら良いことリスト」を作って仕事を進めていました。
この「やったら良いことリスト」に書いてあるのは、実は①アポイント、②下調べ、③準備の3つだけでした。営業だから「提案」も必要なのではと思う人もいるかもしれませんが、「下調べ」と「準備」が完璧であれば提案なんかできちゃうんですね。
みなさんもやれば良いことは自分自身でわかっているはずです。でも「忙しい」などという理由をつけてやらないだけなんです。

何をやれば成果が上がるかわかっているのにやらない人が多い
僕自身の「やったら良いことリスト」を紐解いていくと、「アポイント」と「下調べ」は「量」が必要で、「準備」は「質」が重要になってきます。でも「準備」の質についても、これは「下調べ」からつながってくるものなので結局はすべて「量」が必要になります。
でも人間は量をこなすのが嫌いなんです。なぜ嫌いかというと「めんどくさいから」です。
何をやれば成果が上がるかということは、会社の中にも色々な事例が積み重なっているのでみんな分かっています。でも面倒くさいという理由でやらないだけなんです。
成果を上げるためには「やったら良いこと」の時間をロックしてやるだけ
例えば「アポイント」を取るには電話やDM、セミナーなどと色々な方法があったり、「下調べ」についても、その企業のホームページや担当者のSNSを見たりするなど、それぞれどこまでやるかによっても必要な時間は変わってきます。
このときにやったら良いことに対してどのように時間を使っていけばよいかと言うと、先に時間を決めてその時間をロックしてしまうことです。
僕自身の場合、例えば「アポイント」であれば1日に4件取る必要があって、その4件を取るのに必要な時間は2時間でした。なので1日のスケジュールの9時~11時などに先に「アポイント」を取るための時間としてこの2時間をロックしていました。
次に、「下調べ」と「準備」についてはお客様と会わずにできることなので、18時~20時などの時間を先にロックしていました。
このように「やったら良いこと」の時間を先にロックして後はやるだけなんです。
例えばめちゃくちゃ大好きな女の子と初デートをするというときは絶対にスケジュールを先に押さえますよね。実は仕事もこれと同じなんですね。
大事なことは先に時間をロックしておかないと駄目なんです。

時間のロックをしたつもりでもできていない理由
でもみんなこれができていないんです。なぜできていないかと言うと、本当の意味で時間をロックしていないからです。
タイムマネジメントの講座を受けた人の中には、スケジュール帳にキレイに色分けして予定を書いたけどそれを実行できないという人がよくいます。これはスケジュール帳に書いただけで意思がロックされていないからなんですね。
本当のタイムマネジメントというのは、スケジュール帳に書くだけでは駄目で意思を入れなきゃいけないんです。この意思を入れることで変な理由をつけて他のことをやったりすることがなり、そうすることで成果が上がりやすい時間の使い方ができるようになります。
またまた女の子の話ですが、好きな女の子の誕生日にはプレゼントを探しに行きますよね。なぜプレゼントを探すかと言うとその女の子に「好かれたい」と思っているからですよね。これは好かれるためには誕生日プレゼントをあげたほうがよいと思っているからです。
仕事も一緒です。お客さんに喜んでもらいたいから一生懸命やるんです。だから時間をあらかじめロックして、喜んでもらうために必要なことをやるんです。
成果を上げるためのマジック(魔法)はない
今回のように「売り上げを上げる」という目標があったときに、「何をすればよいかわからない」なんてことはないんです。もしそんなことを言う人がいるのであれば、そういう人たちはビジネスでは存在しない「マジック(魔法)」を求めています。
でもマジック(魔法)なんてないんです。あなたが気づいている誰にでもできそうなことほどやる意味があるのです。
これを毎日やっていたら成果が上がっていくので、周りからは「どんなマジック(魔法)を使っているんだ?」と思われます。でもふたを開けたら単純なことしかやっていないんですね。僕が営業マンのときはそれが「アポイント」と「下調べ」と「準備」だけでした。
僕自身も日本M&Aセンターにいたときには何度も「どんなマジック(魔法)を使っているんですか」と聞かれました。でもやっていることは3つだけだったんですね。
M&Aという仕事はエリートな人がやっているというイメージがあるかもしれませんが、やっていることはとてもシンプルなことなんです。
成果を上げるタイムマネジメントとは、難しいことでもなければ何十万のお金を払ってセミナーを受けることでもありません。なぜならマジック(魔法)がないからです。結局は誰でもできることをどれだけやられるかで決まります。

代表 TAKUMI